登記事項証明書、公図、地積測量図が必要だけど、どうやって取るの?

今回は、登記事項証明書、公図、地積測量図をとるにはどうすればよいか?
効率的に取得する方法をお話します。

たまにしか、登記事項証明書を取らない人は、結構ムダな労力、経費を使ってしましまいます。
この動画を見ていただければ、ムダがなくなりますので、ぜひ最後までご覧ください。

交付の方法は3つです。
・法務局の窓口で取得する
・オンライン申請をする
・インターネット登記情報提供サービスを利用する

この3つの方法をそれぞれの特徴で使い分けることで、ムダを減らせます。

登記事項証明書、公図、地積測量図を取得する方法としては、大きく分けて3つあります。

1つ目は、法務局の窓口または郵送で請求する

法務局の窓口で請求するメリットとしては、
ちょっとした質問であれば法務局の窓口の人に聞くこともできます。
結構、親切に対応してもらえます。
まあ、込み入った質問については、相談窓口で予約して相談ということになります。

今は、日本全国の法務局はオンラインで繋がっています。
なのでコンピュータ化された情報であれば、近くの法務局で、全国の登記事項証明書、公図、地籍測量図を取得できます。
例えば、さいたま地方法務局川口出張所で、大阪でも、札幌でも、福岡の管轄の不動産でも登記事項証明書の取得ができるということです。

コンピュータ化されていない、登記というのもあります。
コンピュータ化されたときに閉鎖された登記簿
書き換える前の古い公図(旧公図)
徐却した地積測量図
登記した申請書と添付書面
税務署から移管さえた土地台帳
など
コンピュータ化されていない登記の情報については

金額については、
登記事項証明書は600円
公図、地積測量図、建物図面などは450円です。

受付時間は、午前8時30分から午後5時15分までに申請をする必要があります。
遅い時間の申請であったり、大量の申請の場合は翌営業日に持ち越されることがあります。

2つ目は、オンライン申請をする
登記ねっと、申請書総合ソフトを利用する

申請は、午前8時30分から午後9時までに申請をする必要があります。

手数料の支払いは、ネットバンキングまたはペイジーでのATMでの支払いです。
申請後24時間以内に支払いをしないと却下となります。

メリットそしては、認証文と公印が押された登記事項証明書、公図、地積測量図などが入手できる。
受け取りは郵便で自宅や会社に送付を受けるか、法務局の窓口での受け取りかを選ぶことができます。

登記ねっと
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/index.html
申請書総合ソフト
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/download.html

3つ目は、インターネットの登記情報提供サービスで取得する

こちらですと、会社でも自宅でも外出先でも、インターネットに接続して手軽に登記情報を取得してプリントアウトすることができます。

ただし、法務局で取得する登記事項証明書と違い、認証文と公印がありません。
どちらかに提出する場合には、事前にインターネット取得した登記情報でも良いか提出先に確認をしておく必要があります。

平日 午前8時30分から午後9時まで
土曜日,日曜日,国民の祝日及び休日,年末年始(12月29日から1月3日まで)
は調査ができません。

個人の場合は、クレジットカードによる決済となります
法人の場合は、銀行口座からの引き落としです。

事前に、クレジットカードや銀行口座の情報を登録しておく必要があります。

登録利用における登録費用がかかります。
個人(登録)利用の場合は、300円
法人(登録)利用の場合は、740円

不動産登記情報の費用です。
全部事項の登記情報 334円
所有者事項 144円
公図、地積測量図・建物図面など 364円

商業・法人登記情報 全部事項334円

所有者事項の調査ができるというのが、インターネット登記情報提供サービスの特徴です。
所有者の住所・氏名のみですが、144円で調査ができますので、便利です。
営業の目的で所有者の調査をしている業者もあるようです。

登記情報提供サービス
https://www1.touki.or.jp/

 

 

1つ目は、法務局の窓口、郵送で請求する
2つ目は、登記ねっと、申請書総合ソフトでオンライン申請をする
3つ目は、インターネットの登記情報提供サービスで取得する

3つの登記情報の取得方法を紹介しました。

それでは、それぞれ比較いたします。

・請求できる時間帯

法務局の窓口で直接申請する場合
受付時間は、午前8時30分から午後5時15分までに申請をする必要があります。

登記ねっと、申請書総合ソフトでオンライン申請する場合は
インターネットの登記情報提供サービスで取得する
平日 午前8時30分から午後9時まで

土曜日,日曜日,国民の祝日及び休日,年末年始(12月29日から1月3日まで)
は受付していません。

・請求の手数料について

法務局の窓口で申請する場合
登記事項証明書 600円
公図、地積測量図・建物図面など 450円

登記ねっとなどオンライン申請の場合
登記事項証明書 480円(郵送交付の場合は5 00円)
公図、地積測量図・建物図面など430円(郵送交付の場合は450円)

インターネット登記情報提供サービスの場合
全部事項の登記情報 334円
所有者事項 144円
公図、地積測量図・建物図面など 364円

・支払い方法

法務局の窓口または郵送で請求するは、申請書に収入印紙または登記印紙を貼付します。

登記ねっとなどオンライン申請の場合は、ペイジーによる支払いです。

インターネット登記情報提供サービス
個人の場合、クレジットカード決済
法人が登録する場合、銀行預金口座からの引き落とし

・認証文と公印があるか

登記事項証明書、公図、地積測量図の交付については、
認証文と公印があるものとないものに分けられます。

認証文の例ですけど
「これは登記記録に記録されている事項の全部を証明した書面である。」
と書かれて、〇〇法務局 登記官〇〇で、公印が押されている。
ハンコが押されている。

法務局窓口での交付、オンライン申請で取得する登記事項証明書、公図、地積測量図には、
この認証文と公印が押されています。

インターネット登記情報提供サービスで取得する登記情報、公図、地積測量図には、
この認証文と公印は押されていません。

まずは、登記事項証明書、公図、地積測量図を取得後にどちらかに提出する場合があると思います。
銀行であったり、市役所であったり、税務署に提出される場合は、
その提出先の機関に認証文と公印付きの登記事項証明書が必要なのか、
あるいはインターネット登記情報で取得した登記情報でも良いのか確認する必要があります。

まあ登記事項証明書を取得すれば、間違いなくどこに提出しても良いということがあります。
また提出先によっては、作成後1ヶ月以内とか3ヶ月以内とか、交付を受けてからの期限がありますので、そちらも合わせて確認されるとよろしいかと思います。

どこにも提出するわけでもなく、単に情報としてほしいということであれば、
インターネットで取得した登記情報で十分です。

不動産の登記情報を請求する場合には、地番を把握しておく必要があります。
そうなんです。住所と地番は違います。
住所から地番を調べる方法ですが
・ゼンリンのブルーマップから調べる方法
・法務局に地番検索するコンピュータがあります。
・また法務局の窓口に聞いてみる。
・インターネット登記情報で調べる方法もあります。

以上、登記事項証明書、公図、地積測量図を取得する方法についてお話をしてきました。

上手に、利用すると、ムダな労働力と経費を減らせますので、参考にしていただけると幸いです。