ChatGPTで土地家屋調査士の何が変わるの?

わずか1分で、大量の文章を作成してくれる。

そんな事できたら、助かるなーと思う人が多いんじゃないでしょうか。

それができるのが、ChatGPTです。

今回は、ChatGPTの話をします。

この動画を見ていただければ、ChatGPTの活用方法、ChatGPTでなくなる仕事がわかります。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

それでは、

1つ目は、ChatGPTって何?

2つ目は、ChatGPTでできること

3つ目は、ChatGPTでなくなる仕事

4つ目は、ChatGPTで何を検索窓に打ち込むか

5つ目は、ChatGPT活用術

ということでお話をします。

 

1つ目はChatGPTって何?

こんにちは!ChatGPTは、人工知能(AI)の一種で、言語モデルと呼ばれるものです。簡単に言うと、ChatGPTは、人が話したり書いたりする言葉を理解し、それに基づいて応答することができるコンピュータープログラムです。

ChatGPTは、大量の文章を学習し、それらの文章を分析することで、人の言語表現や会話の構造を理解することができます。そして、ChatGPTは、人が質問したり話しかけたりすると、それに基づいて自然な応答を生成することができます。

ChatGPTは、様々な分野で使われており、例えば、カスタマーサポートやチャットボットなど、人とのコミュニケーションに使われています。また、研究や開発の分野でも、自然言語処理の研究に役立つことが期待されています。

 

今、話した内容は、検索窓に「ChatGPTって何?中学生がわかるように説明して」と打ち込んで、わずか7秒で帰ってきた答えです。

今のところは、質問の内容によっては間違った答えが帰ってくる、文章が機械的で人間味を感じないところもあります。

ただし、半年、1年後には、かなり改善がされるでしょう。

数年後には、ChatGPTが作った小説が、賞を取るなんて時代が来ることも考えられます。

ChatGPTを学生に使わせないように規制する動きはあります。

しかし、インターネットやスマホが、反対意見がありながらも普及していったように、ChatGPTの流れは誰にも止められません。

 

今できることは、ChatGPTを知ること、使いこなす側になることになることだと思います。

 

 

2つ目は、ChatGPTでできること

ChatGPTでできることの例を挙げます。

文章の校正

文章の要約

記事を書く、小説書く、曲の歌詞を書く

エクセルの関数を作る、

言語翻訳

試験問題文の作成

プレゼン資料の作成

感想文の作成

これ以外にも、出来ることはありますが、列挙した中から、いくつかお話をします。

 

まず、文章の校正

検索窓に、作成した文章を貼り付けて、「この文章で間違っているところはない?」とか「論理的におかしいところはない?」など質問をすると、修正すべきところを指摘してくれます。

ただし文章があまり長いとエラーになってしまうので、3段落から5段落くらいに分けながら文章校正を指示することになります。

 

つぎに、文章の要約

ChatGPTは文章の要約に優れていると言われています。

例えば、Yahoo記事などをコピペして、「この記事を200文字にまとめて」など指示をするときれいにまとめます。

「感想文を書いて」と指示をすれば、それなりに人間っぽい感想文になるでしょう。

 

そして、記事を書く、小説書く、曲の歌詞を書く

時折、ChatGPTを使って遊んでいます。

例えば、「土地家屋調査士が、測量作業中に殺人事件に巻き込まれる小説を書いて」と指示をしてChatGPTが作った小説を読んで楽しんでいます。

また「土地家屋調査士の曲をラップ調で作って」なんて指示をする。

「YOYOYO土地家屋調査士の俺が来た。境界問題。みんな俺に期待。解決したいYO」こんな感じでChatGPT遊びをします。

 

他のAIと組み合わせることで、曲を作る、イラストを書く、動画を編集するということも出来るようです。

これから、ますますChatGPTの出来ることが増えて、完成度も高くなることは間違いありません。

 

 

 

3つ目は、ChatGPTでなくなる仕事

作家、作詞家、翻訳家、SE、試験問題の作成などが挙げられます。

 

一般の素人が、ChatGPTを使ってプロの仕事の領域に入っていきます。

当然、大量に供給されますので、需要と供給のバランスが崩れて、今までその世界で食べていた人たちが一気に苦しくなるでしょう。

もちろん、突出した実力がある人は、関係なく残っていくと思います。

しかし、平均的な実力の人は、大量の供給の下に埋もれていくことになるのは間違いありません。

例えば、私は、将来的に土地家屋調査士を題材にした小説を出して行こうと思っています。

まずChatGPTを使って小説のたたき台を作る。つぎに、豊富な経験と知識から、現実味のあるエピソードや例え話しを付け加えて文章に自分の考えや思いをのせます。

この手法で小説を完成させれば、素人でもプロの作家に近い仕事ができるでしょう。

 

これからエキスパート版のChatGPTが登場すると言われています。

弁護士、医療と言った専門分野に特化したChatGPTです。

分厚い専門書を開かなくても、エキスパート版のChatGPTが、膨大なデータから質問に回答します。

今まで、言われていたことは、まず単純労働が先にAIに置き換えられていく、つぎに専門分野やクリエイティブな分野がAIに置き換えられると言われていました。

ところが、AIに置き換えられるのは、クリエイティブな分野、専門分野が先、順番が逆であったということになります。

 

大切なことは、AIが仕事を奪っていくのではありません。AIを使いこなす人が仕事を奪っていくのです。AIを使いこなす側の人間になることが大切なのです。

 

ではこれから先も、AIに置き換えられないとは仕事はなんでしょうか。

肉体労働ではなく、頭脳労働でもない、感情労働ではないでしょうか。

感情労働、つまり人に寄り添ったり、人に喜んでもらったり、泣いたり、笑ったり、怒ったりと言った感情はAIにはありません。

 

ChatGPTに代替えされる仕事もありますが、人の感情に寄り添う仕事はどんなにAIが発展してもなくならないと思います。

 

 

 

4つ目は、ChatGPTで何を検索窓に打ち込むか

AIがどんなに発達しても、AIに指示を出すのは人間です。

ChatGPTを使いこなすためには、質問力が重要なのです。

検索窓に入力する言葉を専門家の間では「呪文」と言っているそうです。

なんだか意味深い感じがしますよね。

 

では、実際にどんな言葉(呪文)を入力すると良いのか例を挙げます。

まず、文章を新しく作るための呪文

・〇〇って何?

「土地家屋調査士って何?」のように使います。

・〇〇について文章、記事、小説、歌詞を作って

「土地の境界争いから、発展した事件について記事を書いて」のように使います。

・〇〇と〇〇の違いは?

土地家屋調査士と測量士の違いは?のように使います。

 

つぎに、作った文章の修正をする

・次の文章を校正して

・次の文章で論理に間違いがあるか教えて

・次の文章を要約して

・300文字にまとめて

・話し言葉にして

・書き言葉にして

・もっと具体的に書いて

・タイトルを付けて

・具体例を入れて

・もっと詳しく書いて

・小学生・中学生に分かるように書いて

・段落で改行して

・箇条書きにして

・表にまとめて

・続きを書いて

長い文章になると途中で書くのを止めてしまいます。

「続きを書いて」と入力をすると続きを書き始めます。

 

このような質問(呪文)を組み合わせて、検索窓に入力をします。

詳しく書いたほうが、望む回答が出やすくなるでしょう。

例えば「土地家屋調査士ってどんな仕事か中学生に分かるように書いて」のように入力します。続けて「300文字以内で書いて」とか「タイトルをつけて」とか「話し言葉にして」など追加で指示していきます。

 

最初のうちは、遊ぶような感覚で「土地家屋調査士に測量の依頼人が殺された犯人は隣地所有者のうちだれかという推理小説を書いて」とか「土地家屋調査士の曲の演歌調で作って」とか楽しみながらChatGPT使うと良いと思います。

 

 

5つ目は、ChatGPT活用術

では、実際にChatGPTを使って文章を書いてもらいましょう。

検索窓に呪文を打ち込みます。

「土地家屋調査士が境界線の測量する土地の近隣の住人に配るあいさつ文を書いて」と指示をしてChatGPTが作ったあいさつ文です。

尊敬する近隣の皆様、

私たちは土地家屋調査士として、あなた方のお近くで境界線の測量を行う予定です。この測量は、土地の所有者や建物の所有者が正確な境界線を知ることができるようにするために行われます。

私たちはこの作業が周囲の皆様にどのような影響を与えるかを理解しています。そのため、この作業がなるべく少ない不便を引き起こすように最善を尽くします。また、この作業がお住まいの方々のプライバシーに影響を与えないように注意して作業を行います。

もし、この作業に関するご質問やご不明点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。皆様のご協力に心より感謝いたします。

敬具

土地家屋調査士

 

このまま文章を使うことは出来ません。しかし、たたき台の文章としては十分だと思います。

文章の流れも、主張⇒理由⇒具体例⇒主張の順序でPREPという王道のパターンできれいに流れています。

 

2022年11月にChatGPTが登場したわけですが、今の段階でこれだけのクロリティーで文章を作ってきます。

近い将来には、さらに進化して登記申請書や添付書類をChatGPTが作る時代が来るかもしれません。

今のうちから、ChatGPTを使いこなす術を身につけるのが良いでしょう。

 

 

有料と無料どっちでやればいいの?という疑問があると思います。

最初のうちは無料で使って、ストレスを感じるようであれば有料に切り替えるということで良いと思います。

無料版だと動きが遅くて、アクセスが集中すると、途中で止まってしまうことがあります。

有料版は、月に20ドル(約2800円)がかかります。

有料版では、無料に比べるとかなりサクサク動きますが、アクセスが集中すると有料版でも止まることがあります。

ガッツリ使いたいのであれば、有料版をお勧めします。

 

 

AIに、仕事を奪われるのが怖いと思うかもしれません。

しかし、自分自身が今まで経験してきたこと、考えや想いは、自分の心の中にしかありません。

土地家屋調査士試験に何度も落ちて辛かったこと、「もうこれ以上勉強できねえよ」と思った。その後、合格して泣いて喜んだこと。

AIは、文字には出来ても感情が動くことはありません。

まずAIで文章を作って、AIの文章に自分だけのエピソードや想いを足していくことで、感情の入った文章が作る。

ChatGPTを使うことで、生産性が上がるのであれば、私は使うべきであると思います。