隣地の所有者がめちゃくちゃ遠くに住んでる!

測量する土地の隣接を調べてみると、めちゃめちゃ遠くに住んでいる(>_<)
そんなことはよくあります。
アパートや駐車場であれば、管理している不動産会社を調べて連絡を取ってもらうことができる。
104で電話番号を調べる方法もあるが、最近は登録している人が少なくてあまり期待できない。
あとは、近隣に聞き込みをする。意外と近くに親族が住んでいることもあります。

とは言え、すべて試したがダメとなると、手紙にかけるということになる。

全身全霊をかけて、手紙と資料を作り上げるということになります。

仮に手紙に、反応がないということになると、めちゃめちゃ遠い隣地の所有者さんに直接訪問する。
留守であれば、いつ帰ってくるかわからない隣地所有者さんの張り込みをします。
私も、何度か「アンパンと牛乳」を食べて張り込みをしたことがあります。(笑)

この時間と経費のロスを考えると、たとえ数時間かけても、全身全霊をかけた手紙と完ぺきな資料を作り上げることが重要です。

手紙は、短く簡潔に分かりやすくして、前回の承諾誘導のテクニックもしっかりと入れる。
長文の手紙は、相手も読む気をなくすので、一字一句こだわります。

内容は、現地で確認をしていただくか、資料でご確認いただけるようであれば、立会証明書に署名捺印をして送付してほしい。という内容です。

資料は、案内図(住宅地図など)、測量図、境界や現地の写真、現地を見なくても状況が分かるくらい丁寧にします。
境界説明をしている動画を送ったこともありますが、相手が再生できる環境なのかわからないので、最近は動画は使用していません。

それでは、実際に文例を披露いたします。

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○○ 様

境界線の確認についてのお願い

拝啓

突然、資料を送付させていただき、失礼いたします。
当事務所では、土地の売却のため○○様の所有する土地の隣接地の測量をしております。

土地の売却のため土地に隣接する皆様との境界線についての確認が必要です。

本来は現地で、ご説明をさせていただくところですが、遠方のため資料を送付させていただきます。
川口まで来られるご予定があれば、現地にて説明をさせていただきます。

もし、資料の検討でご確認いただければ、立会証明書を同封いたしますので、
こちらに○○様のご署名とご捺印をいただき返送していたければ、境界確認は完了いたします。

甚だ勝手なお願いではありますがご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具
土地売買のための境界確認測量
1. 測量場所
埼玉県川口市○○〇丁目〇番〇(地番)
埼玉県川口市○○〇丁目〇番〇号(住居表示)

2. 境界確認箇所
別紙の案内図

3. 当該土地所有者(測量依頼者)
川口市○○〇丁目〇番〇号  ○○〇〇

4. 測量業者
埼玉県川口市大字里1250番地
杉山土地家屋調査士事務所
担当 杉山賢司
TEL ○○ー○○ー○○

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特に、遠方の人の境界確認は、神経使いますね。
これから、より一層、磨きをかけます。