土地家屋調査士が関わってはいけない人

今回は仕事で関わってはいけない人の話です。
いや~この仕事は断ればよかったな~
何か、ズルズル流されて引き受けちゃったんだよな~
そんな経験ありませんか?
こんな人の仕事は秒で断りましょう。

関わっては行けない人の5つのパターンです。
1つ目は、業者をすごく下に見ている人
2つ目は、すぐにキレる人
3つ目は、誠実さに欠ける人
4つ目は、支払いの悪い人
5つ目は、電話が大好きな人

それでは、
1つ目は、業者をすごく下に見ている人
もちろん仕事を依頼していただけるのは大変ありがたい話なんですけど、
たまに金払うんだから言うこと聞けよ的な人っています。
昔、うちのスタッフにいたんですけど、レストランとか入って自分が客の立場になると豹変して横柄になる人がいました。
それと一緒で自分が依頼する立場になるとすごい態度取る人っています。
お付き合いしないほうが良い人だと思います。
そういう人に限って、
ちょっとしことでサービス業務を強要して来る。
とにかく振り回される。
挙句の果てに支払いが悪かったりします。
業者を下に見ている姿勢は、いろんなところに出てきます。

お付き合いしないほうが懸命だと思います。

2つ目は、すぐにキレる人
キレる人ってどの業界でもいます。
ただ不動産の業界、建築の業界では、一般社会に比べて3倍くらいはいるんじゃないかと思います。
こうしたキレる人はもうお付き合いしないということです。

自分をコントロール出来ずにキレてしまう。
相手を自分の思うようにコントロールしようとしてキレてしまう。
中には言い返せない立場の人に、ストレスの発散としてキレてしまう。
まあいずれにしても、稚拙でお付き合いする価値のない人だと思います。
こういう人がいるとスタッフも疲弊しますし、自分も消耗しますし、精神衛生上良くないということになります。
一発目の被弾を浴びてしまうこともありますが、2発目は確実に交わす。
バッサリと切り捨てましょう。

3つ目は、誠実さに欠ける人
売れれば何でもいい。
そういう人と付き合っていると仕事をしていて気分悪いですし、いいことはない。
トラブルに巻き込まれます。
おおよそ人のグループは似たような人で集まって形成されます。
そのグループに関わってしまうと、
工事業者もこちらの作成した図面通りに工事ができない。
請求してもなかなか支払いがされない。
その案件自体も、他の業者が買わないようなトラブル案件が多い。
いずれにしても、ろくなことがないということになります。
そしてトラブルになったときは、責任のなすり合いになります。

誠実でない人とは関わってはいけないということです。

4つ目は、支払いの悪い人
今、私の事務所では支払いのトラブルというのは全くないですけど、
過去には裁判をやったこともあります。
裁判にまではならなくても、何度も催促してやっと支払いをしたということはあります。

過去に支払でトラブルになった人は、永久に仕事を受けることはありません。
実は一度支払いでトラブルを起こした人から5年後、10年後にまた仕事をお願いされることがよくあります。
こっちからすると、「よくこの人来れたな~面の皮暑いな」と思います。
向こうからすると
結局、最後は支払ったのだからトラブルだと思っていない。
他でも仕事を断れて、ダメ元でやってきた。
こんな感じだと思います。
もちろん支払いトラブルと言っても、単純に忘れてたとか事務処理上のミスがあったとかそういう場合は仕方ないこともあります。
ただ、こちらが支払いを催促したときに、何かごまかそうとしたり、誠実さを感じないときは一発でアウトです。
もちろん人は変わります。
私も10年前の自分と今の自分はまったくの別人です。
考え方も、体型も、性格も違います。
相手も同じように変わっているかも知れません。
でも相手が改心したかどうか、こちらが確かめる必要はありません。

一度でも支払いでトラブルがあった人は、
それが10年前でも、20年前でも、30年前でも永久にお付き合いすることはありません。

5つ目は、電話が大好きな人
今は、堀江貴文さんの影響で、頻繁に電話してくる人は、ほとんどいなくなりましたけど、
5年くらい前までは電話好きな人たくさんいました。

電話好きの人はメール、チャットに変更してもらうということです。
仕事に集中しているときに電話がなると集中力が途切れます。
そして、もとの集中状態に戻るのに15分かかると言われています。
これを1日10本も電話をかけられたら、ほぼ仕事にならないです。
よほど急ぎの内容でない限りは、メール、チャットでお願いしたいです。

やたら電話をしてくる人の特徴としては、
「やり取りの履歴を残したくない。話を曖昧にしたい型」
「相手の立場を考えられない。自己中心型」
「何でも聞けばいいと思っている。思考停止型」
そんな感じだと思います。
今はあまりないかもしれませんが、会社の中で、仕事してるふうに見せるのにいろんなところに電話をするというのもあるのかと思います。
カマ電という話を聴いたことがあるんですけど、不動産業者さんにお客さんが来ると社員があちこちに電話して、会社が活気あるふうに装うというのがあるらしいです。

メール、チャットに変えてもらう方法としては、電話が鳴っても積極的には出ない。
それでメールで返す。
「先程は電話に出れなくてすみません」みたいな感じです。
それを繰り返して1人だけブチギレてた人がいましたけど、
ほとんどの人はメール、チャットに変わっていきます。

今は、私の事務所はほとんど電話ならないです。
仕事に集中できる環境をつくるということも大切だと思います。

相手が3人以上で来たら要注意です。
人は、1人、2人であればそんなに圧力を感じにんですけど、
3人以上になると急に強い圧力を感じて断りにくくなるんです。
これは心理学ですけど、そういうこともよく分かっていて、勝負どころでは3人以上で来る傾向があります。
相手が3人以上で来てもきっぱりと断る。
断りきれなかったら、その場では返事しないと決めておいたほうが良いと思います。

関わってはいけない人は、人の紹介でやって来ることもあります。
危ない人は、仕事を頼んでも断られることが多いので、人に紹介してもらおうとするんです。
紹介する側も、人の役に立てるということで、浅い人間関係でも紹介しちゃいます。
正直、私もそういうところがあります。
自分の紹介で、ビジネスが成立すると何か嬉しいんですよね。
ただ危ない関わってはイケない人はそこにつけ込んできます。
人の紹介で来られると正直断りにくいです。
断って紹介した人の顔を潰すんじゃないか、嫌われるんじゃないかと思うでしょう。
そんなことはありません。
人の紹介でも遠慮なく断るということです。

紹介者の人にきちんと説明をすれば分かっていただけます。
断ったからと言って嫌われることはありません。
バッサリといきましょう。

仕事は断ってはイケないという思い込みがあると思います。
その感覚は捨てたほうがいいです。

断ることは自分を守ることです。
断る力を身につけるが大切です。

断る本当の理由を言えないこともあります。
でも断るのに特に理由を言う必要はありません。

無理です。無理です。無理です。の連呼でもいいです。
だいたい仕事を断る本当の理由なんて相手に言えないです。
「あなたの話を聴いていて誠実さを感じない」
「確証はないけど、あなたは反社会勢力の人っぽく見えます」
そんなこと言えないですよね。

相手から求められたら、依頼を拒否する理由書を交付すれば良い。
ただ理由書を相手から求められたことは一度もありません。

会社員は付き合う人間を選べません。
でも自営業のメリットは付き合う人を選べることです。

断るときには容赦なくスパッと断ります。